遠心ブレーキ?マグネットブレーキ?ベイトリールの選び方
はじめに
今回はベイトリールのブレーキシステムについて解説していきます。ベイトリールのブレーキシステムは、「キャストコントロール」と「メインブレーキ」の2種類のブレーキから構成されます。ブレーキシステムの調整次第ではリールの持つポテンシャルを120%発揮することができます。
目次
キャストコントロールとは
キャストコントロールは略語で「キャスコン」とも呼ばれています。画像の赤丸の部分のことを指します。キャスコンは、スプールを両サイドから締めて回転を調整する役割を持っています。このツマミの部分を時計回りに回すとスプールが締まり、反対に反時計回りに回すとスプールが緩みます。キャスコンの締め具合は飛距離に直結しますので自分に合った調整具合を見つけることが大切になります。
メインブレーキ
メインブレーキには、主にシマノが搭載している遠心ブレーキシステムとダイワが搭載しているマグネットブレーキシステムがあります。簡単に説明すると、遠心ブレーキシステムは摩擦でスプールにブレーキをかけるシステムです。一方、マグネットブレーキシステムは、その名の通り磁力でスプールにブレーキをかけるシステムです。
シマノ公式HP
ダイワ公式HP
・遠心ブレーキシステム
遠心ブレーキシステムは、スプールにブレーキシューと呼ばれるものが付いていて、キャストした時に、スプールが回転することによってブレーキシューが外周に擦れます。その摩擦でブレーキがかかるという仕組みです。つまり、キャストした直後はスプールが高回転で回るのでブレーキも強くかかります。そして、キャスト後半はスプールの回転も遅くなってくるため、ブレーキも弱くなります。そのため、後半のルアーの伸びが期待できます。
・マグネットブレーキシステム
マグネットブレーキシステムは、サイドカバーに磁石が数個付いていて、外部のダイヤルで磁力を調整してスプールにブレーキをかけるシステムです。磁力でブレーキをかけるため、キャスト直後からキャスト後半まで常に一定のブレーキ力が保たれます。つまり、遠心ブレーキシステムのようなキャスト後半の伸びはないが、向かい風の中でも安定してルアーを飛ばすことができます。
まとめ
遠心ブレーキシステム、マグネットブレーキシステムそれぞれにメリットとデメリットがあるので一概にどちらが良いかは言えません。釣り場や、シチュエーションによって使い分けをして自分に合ったリールを見つけることが大切になります。